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ふたつの展示会と環境問題
2009/07/3 Update.

先日、ふたつの展示会に足を運びました。
ひとつは照明器具メーカーさん。ひとつは仕上材メーカーさん。

ふたつの展示会に共通していたこと。
環境問題への対処、対策。それに伴う企業方針提言と商品開発。
大変勉強させて頂きましたし、進歩の速さにも改めて驚かされました。

 

7,8年ほど前、環境学習・環境研究センターの設計を担当させて頂いたことがありました。
当時、リサイクルマテリアルは高級品。エネルギー利用についても太陽光と風力発電くらいしか方法がなかった。燃料電池なんてまだまだ・・の時代。現在のようにLCCO2についてもあまり問題視されていなかったように思います。
(英国や北米では既にBREEAMやLEEDといった環境性能評価が普及していたようですが・・)

 

今現在、京都議定書で設定された期間、2008〜2012年、まさにその時。
国も、企業も、で、個人も、そこへ向かう・・向かわざるをえない・・なので、建築も。

ライフサイクルCO2。これを抑制するには、生産しない、建物つくらない、のが最もシンプル。
だけどそうはいかない、だから色んな新しい商品、技術、おまけに機関まで・・生まれてくる。

 

建築のプロジェクトは、施主の思いと、その地の環境があって成り立つもの。
確かにLCCO2を抑えることは地球環境への負荷低減に繋がりますが、
それ以前に考えなくてはならないこと、その地の環境を良くする、守るためのものになること。
自然や歴史的町並みを切り裂いて、エコ建築つくっても・・ですよね。
 

環境に関わるマーク。まだまだ増えるのかな・・

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